ヤマザキマザック株式会社
HOME > 新着情報 > 5月27日14:00〜 鈴木潔氏講演会 エミール・ガレとジャポニスム
名古屋城外堀と緑区相生山緑地のヒメボタルが飛び始めたそうです。
幻想的な夜の風景が目に浮かびます。
5月27日日曜日14:00〜
ヤマザキマザック美術館では、現在開催中の「尾州徳川の花相撲」展に関連して、美術史家の鈴木潔先生をお招きして、講演会を開催いたします。
貴重なお話をお聞きできるこの機会をぜひお聴き逃しなく!
講演会「エミール・ガレとジャポニスム」
2018年5月27日(日曜日)14:00〜 (13:30開場)
聴講無料
象徴的な造形表現を展開し、もの言わぬ植物や昆虫の姿に人生を投影して見せたガレは、ある時期に日本美術の核心に触れる体験をしています。白黒をはっきりさせず、曖昧なままに済ませる日本人の心情を反映した造形から啓示をうけたガレは、暗示的な象徴性に富む作風を展開してゆきました。同時にガレは北斎や広重の奇抜な構図法を応用して、独自の植物表現を模索しました。
19世紀の日本とフランスの間で交わされた東西文化交流の軌跡をガレ芸術の中に探ってみるのは興味深いテーマといえるでしょう。
◆予約不要
◆定員:80名(先着順)
◆参加費:無料 (ただし当日の鑑賞券または「尾州徳川の花相撲」半券が必要)
◆開催場所:マザックアートプラザ4F会議室(美術館北側隣接ビル)
鈴木潔:美術史家
1954年、神奈川県に生まれる。東京教育大学教育学部芸術学科卒業。筑波大学大学院芸術学研究科博士課程単位取得退学。武蔵野美術大学、玉川学園女子短期大学、東京歯科大学、筑波大学非常勤講師、北澤美術館学芸部長、黒壁美術館館長等を歴任、現在はヤマザキマザック美術館顧問。エミール・ガレやルネ・ラリックといったアール・ヌーヴォーの工芸作家の研究を専門とする。
主要図書:
『信州の美術館』(1985年、保育社)、『光の魔術師エミール・ガレ』(1999年、小学館)、『もっと知りたいエミール・ガレ 生涯と作品』(2007年、東京美術)、『もっと知りたいルネ・ラリック 生涯と作品』(2009年、東京美術)