ヤマザキマザック株式会社
HOME > 新着情報 > 浴恩園櫻譜〜雑花園文庫コレクション
みなさん、浴恩園って聞いたことはありますか?
浴恩園とは、江戸時代に活躍した老中の松平定信が持っていたいくつかの邸宅のうちのひとつの名前です。
松平定信は、八代将軍 吉宗の孫で、1787年に「寛政の改革」を行い、緊縮財政によって質素倹約をすすめた老中として知られています。しかしながら、そのあまりの厳しさから人気を失い、定信は失脚してしまいます。
この浴恩園桜譜に描かれている桜は、すべて、定信が日本全国から集め、園内で観賞したもので、
1822年に谷文晁によって描かれたものと伝わります。
この図譜の所蔵者「雑花園文庫」でその詳細を知ることができます。
↓
http://nagoyaengei.co.jp/hakubutukan/hakubutu/kaboku/yoku_ouhu.htm
定信の祖父である八代将軍吉宗は、故郷に近い吉野山から桜の苗を取り寄せ、隅田川の川べりに植えて、庶民に桜を鑑賞する「花見」を奨励しました。
松平定信の桜好きは、吉宗から引き継いだものなのかもしれないですね・・・!
現在の築地市場のあるあたりが浴恩園だったそうで、
そこに記されているプレートを東京の記者さんが送ってきてくれました!
所在地 中央区築地5-2-1 東京中央卸売市場内 と書いてあります。
時代とともに土地の活用法が変わって行くその変遷をたどるのも楽しいですね。
(ここの美術館は、江戸時代は御下屋敷薬草園という尾張藩の薬草園でした)
ぜひ、そんな思いをはせに?尾州徳川の花相撲展にも足を運んでみてください!!!