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第2回「八幡はるみ GARDEN」作家と巡るスペシャルガイドツアーを開催しました

本日11日、第2回「八幡はるみ GARDEN」展スペシャルガイドツアーを開催しました!

八幡はるみ氏ご本人が展示室で作品の解説を行います。

 

 

全回が事前予約制で、すでに満員となっている本イベント。

作家本人の生の声が聴けるとあって、熱心にメモを取る方の姿も見受けられました。

 

 

 

30、40代の頃、子育てで家の中にいる時間が格段に増えた八幡氏は、布の重要性を再認識したと言います。

「自宅にいるといかに布に囲まれて生活しているかがわかった。赤ちゃんを包むのは布ですしね」

”布に染色する”という表現手法に回帰するきっかけとなったそうです。

 

八幡はるみ《Shangrila》2009年

 

2000年代に入り、八幡氏は”シェイプド・ダイ”という染色技法を生み出します。

たたんだり丸めたりして布の形状を変え、そこに染料を流し込む、刷毛で撫でるなどして染める技法です。

 

制作について語る八幡氏

 

染め上がった布を広げ、あらわれた柄からイメージを膨らませます。

花びら、おしべ、めしべ…。

絵画のようにはじめから決まったモチーフを描くのではなく、偶然が生み出した不確定な要素を形に変える作業です。

そのようにして出来上がった作品を、「染色における絵画的なもの」であると八幡氏は語ります。

 

 

「八幡はるみ GARDEN」展は8月27日までの開催です。

皆さまのお越しをお待ちしております!

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