展覧会

【開館記念】ヤマザキマザック美術館所蔵作品展

会期
2010年04月23日(金)から
2011年04月17日(日)

本展では、ロココの時代から近代までの、さらにはアール・ヌーヴォーに至る18世紀から20世紀のフランス美術の流れが一望できるコレクションをご紹介します。

 


5階展示室では、ロココ美術の巨匠ヴァトー、ブーシェ、フラゴナールをはじめとして、ドラクロワ、モネ、ローランサンなど18世紀から20世紀にかけて活躍した画家たちの絵画作品を展示しています。

 

ジャン=アントワーヌ・ヴァトー《夏の木陰》1715年頃

 

「ルーブル美術館が火事になったら真っ先に持ち出すのはヴァトー」と言わしめるフランス近代絵画の父たる存在、ジャン=アントワーヌ・ヴァトー。

ルーブルの宝はレオナルド・ダ・ヴィンチの《モナリザ》であると思われがちですが、レオナルドはイタリア人。ヴァトーこそがルーブルの宝であり、その作品は当美術館の主軸ともいえるものです。

本展示室では、ヴァトーが森で憩う貴族の男女を描いた《森の木陰》をご覧いただけます。


4階展示室では、アール・ヌーヴォーを代表する作家たちの工芸作品をご覧いただけます。

当館は、晩年のガレの作品を数多く所蔵しています。

偉大なる作家は、死が近づけば近づくほど、作品の質が上がります。その頃の作品の中には鬼気迫る迫力が宿っています。 

 

また、本展示エリアでは、館蔵品のディスクオルゴールを毎日定刻に演奏しています。

ドイツのポリフォン社製のこのオルゴールはぜんまい駆動になっており、1曲ごとにネジを巻きます。

全10曲のディスクから1枚を選びコインを入れると、往時のジュークボックスのように自動的に演奏が始まる仕組みです。

木製ケース全体の共鳴により、華やかな音色が空間に広がります。


名古屋駅から地下鉄で6分、名古屋市の繁華街の中心に位置する利便性と、徳川家ゆかりの「葵」という歴史的な象徴を町名に持つ「葵の雅・ロココのエレガンス」たる美術館として、18世紀から20世紀のフランス美術の流れを一望するコレクションをご紹介します。

開館時間

平日 午前10時から午後5時30分
土日祝 午前10時から午後5時
(最終入館は閉館30分前まで)

入館料

一般:1,000円(10名様以上800円)
小・中・高生:500円
小学生未満:無料
*各種障害者手帳をご提示の方とその同伴者1名は800円
*音声ガイド無料サービス

休館日

月曜日 ※月曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館

主催 ヤマザキマザック美術館
後援
協力
特別協力




オープニングセレモニー

開催日 2010年4月22日 11時30分から

 

一般公開に先駆けて、「オープニングセレモニー」を開催しました。
フォール駐日フランス大使閣下、神田愛知県知事、河村名古屋市長他、多くの方々がご来場くださいました。


 

 
オフィス棟1階のエントランスホールにてテープカットセレモニーの様子

 

テープカット終了後、いよいよ美術館の館内へ。

5階絵画作品の展示室では、ロココ美術を代表する画家、フランソワ・ブーシェの作品が皆さまをお出迎えしました。


 


その後、隣接するオフィス棟へ移動し、レセプション会場でオープニングパーティを行いました。

まず、当館館長の山崎が皆さまにご挨拶を申し上げました。




続いて、フォール駐日フランス大使閣下よりお言葉を頂戴しました。

なんと、冒頭では「こんにちは。名古屋へ来ることができて嬉しいです」と日本語でご挨拶をいただきました。
ユーモアを交えながらの、心温まるスピーチでした。


 

続いて、神田愛知県知事にスピーチを頂戴しました。



最後に、河村名古屋市長にスピーチと乾杯の挨拶を頂戴しました。


 

和やかな歓談の様子

 

フランス大使のフォール様より「プライベートでもまた訪問したい」とのお言葉をいただきました。